間違いだらけの日本の英語教育

生活英語から教えなさい

2016年01月25日 14時47分

生活英語から教えなさい   米国では移民に英語を教えるにあたり「ピクチャ・ディクショナリー」を教材の一つに使っています。いわゆる「絵本」で、幼児に言葉を教える過程と変わりません。 生活用品、食品、生き物の名前、交通機関や乗り物。スポーツ用品、簡単な医療用語、人体の各部の名称など米国で生活するために必要な単語を「絵本」を通じて教えます。生活英語を並べるだけでも意味は伝わるからなのです。実際に社会で多用する英語を、絵を交えて覚えていくことにより生活英語を覚えやすくなっています。 日本では生きていくために必要な単語よりも先に「ディス イズ ア ペン」から教えるので基本的に手順が全く異なります。文法に気を取られすぎたあまり、あまり実際には使用しない英語ばかり覚えていくので、生活上で使用するには実用的な知識はあまり入っては来ないでしょう。それでは、いつまでたってもどれだけ学んでも英語を話せるようにはならないです。 日本の英語教育はあくまでも「学校英語」であって、英語圏で生活するための教育ではないのです。 閉鎖的な英語学習から抜け出すためにも、まず生活に多用されるものの単語を出来るだけ多く学んで、日常生活でも意識してみるのをオススメします。